消えなかったです。2カ所だけ残っていて。
あんまり目立たないので気にならない。
自分の証、だと思っています。
はじめてお腹のキズをみたとき
入院中、お風呂の許可が出てシャワーを使ったとき、はじめて、チラッとみて。
でも、すぐに見ないようにした。なんとなく。
抜糸のときも、目をつむって見ないようにしてた。
入院9日目で退院して、自宅に帰ってきて、心の整理がついたとき。
姿見に、自分のお腹を映して、まじまじと見ました。
お腹に穴をあけて、そこから器具をいれて手術・・・と言われた通り、
お腹に6カ所ぐらいの穴の跡が残っている。
大きな傷が2カ所、おへそのところと、その下のところ。
小さな傷が4か所、その周りに均等に。
そして、青あざが、結構広い範囲でできている。
手術の時、強い力で固定したりしたかもしれない。

なんか、青あざが紫色で、すごい傷をおったような感じがした。
これが、きれいに跡がなくなるのかな、とちょっと心配。
お腹のキズが消えていくまでの期間
- 1ヶ月・・・青あざが、徐々に消えていき、なくなった
- 1年後・・・6カ所のうち、一番小さい傷跡2カ所が、薄くなってきた
- 2年後・・・6カ所の傷跡すべて、全体的に薄くなってきた
- 3年後・・・一番早く薄くなってきた傷跡2カ所が、傷跡がなくなった
- 4年後・・・次に薄かった2カ所の傷跡が、目立たなくなってきた
- 5年後・・・大きな傷跡2つだけになった
たぶん、この大きな傷2カ所は、消えない。
別にいい。これも自分の証だって思ってます。
お腹の傷は、こんな感じ。真ん中の黒い丸が、おへそです。

このキズがあることで、これからの不安はあるのかな
不安は、特にないです。
”がん”の手術の時は、早く”がん”をとって、元気に戻りたい、という思いで
体に傷が残るかもということまで、考える余裕もなかった。
さすがに、手術後1年ぐらいは、温泉とか公共の場で、お腹を見せることに
抵抗があって、行かないようにしていたけど。
それ以外は、普通に生活している。
アロママッサージとか行くことがあるんだけど、
お腹をしてもらうときには、
「ちょっと手術してるので、手術の跡がありますが、びっくりしないでくださいね」
と声かけて、気を使われないようにしている。
今までよりももっと、ひとり、になるけど、自分を守ろう
このお腹の傷を見ていると、自分が苦手な世間と戦ってきた証のような気がしてきた。
大袈裟だけど、人の気持ちを敏感に察してしまうので、なるべく人と関わりたくない。
ひとりで家にいて、好きな時間を自分の思いのまま過ごしてるのが、一番落ち着く
って、初めて心から実感したのは、中学生のとき。
小さいころから、当たり前と思ってたこと。
- 友達と楽しく過ごさないとね
- 予定が埋まってるほうが楽しいんだよ
- 休憩時間にひとりって寂しい人だし
- 誘われないなんて問題外かも
- みんなと仲良く一緒になってしないとね
この全部、そうしないといけないと思ってました。
もちろん、自分がそうしたくてしてるのならいいんだけど。
私の場合は、全部ちがう。全部、自分が疲れることだった。
本当は、
- 友達は、心許せる人だけでいい
- 予定はなくても、自分の思うように行動したい
- ひとりのほうが、楽ちん
- 嫌な人から誘われたら、気をつかう。断るのが面倒だから誘われる方がいや。
- 苦手な人とは仲良くできない。
なので、とっても生きづらい社会人人生だった。
みんながそういうから、周りがそうだから、そうするのが普通だから
と、みんなの輪から外れちゃだめだよと、別の私が言い訳をしていました。
でも、”がん”になって、心の底から自分と向き合ったとき、いろんなことが吹っ切れた。
自分のしたいように、
自分の好きなことを、
自分の思いのままの時間を、過ごしていこう。
もちろん、生活をしていく上で必要な最低限のことは仕方がないけど、
それ以外は、私は、これが好き、こうしていく、と、お腹を眺めながら決めたのでした。


